オペラには素敵な重唱が盛りだくさん!!!
今日は素敵~なアンサンブルをご紹介します♡
先日はアリアをご紹介しましたね
アリアは1人で歌う曲
アンサンブルは複数の人たちで歌うにゃ
組み合わせは多々あります
ソプラノ&テノール
ソプラノ&バリトン
女性同士、男性同士だったり
2人以上でいろんな組み合わせができるにゃ
声が合わさって迫力出るにゃ
オペラの醍醐味だね!!
じゃっ行きましょ~~~~!!!イタリア語編です
ソプラノとテノールの愛の2重唱
《オペラリゴレット》より~あの方は貴族や王子ではない方がいいの~
ソプラノ アイダ・ガリフッリーナとテノール ファンディエゴ フローレス
<ジルダと侯爵の2重唱~好色な侯爵が美しいジルダを口説きに来る歌>
ジルダ
あの人は貴族や王子でない方が良いの
貧しい方が愛せるわ
夢の中でも覚めてもアナ方を呼ぶの
「あなたを愛して・・・・」
侯爵
あなたを愛しています!
優しい響きを繰り返しておくれ!
真実と喜びの天国を私に開いておくれ
ジルダ
まあ!どうしましょう!!誰もいないわ
侯爵
魂をもって君にこたえる私がいる・・
ああ、愛し合う二人の世界だ
ジルダ
誰があなたをここに連れてきたのですか
侯爵
天使だろうが悪魔だろうが関係ない
君を愛している
ジルダ
行ってください
侯爵
出て行けと!・・・
一つの炎が私たちを燃やした今
君と私の運命を愛の神が結び付けた
心の太陽、愛こそ命、そして
その声は私たちの心のときめき
名声も権力も儚いもの
ただ一つ愛こそが私たちを天使に近づける
さあ!愛し合おう
私は世の男の嫉妬の的だ
ジルダ
ああ、私の乙女の夢はこんなに優しい声だったのね
かなり甘アマだにゃ
侯爵はかなり女ったらし・・・・
あ~~~ジルダ・・・
口説き上手はモテるよね~
このオペラはもう悲劇・・・・
パパは復讐に燃えるし娘はお亡くなりになるし・・・
曲は美しいですにゃ
ソプラノとバリトンの2重唱
オペラ《トロヴァトーレ》より~わかったな夜があけたら
ソプラノ アンナ・ネトロプコ バリトン ディミトリー・ホロストフスキー
<レオノーラが敵に捕まった恋人のために伯爵に懇願に来る場面>
伯爵
わかったな、夜が明けたら、息子には斧を母親には火刑を
俺は権力を乱用しているのかもしれぬ
忌まわしい女よ!お前のせいなのだ・・・一体どこにいるんだ
カステッロールはわが手に落ちたが
彼女の消息はつかめない
ああ!お前はどこに?酷い女よ?
レオノーラ
あなたの前におりますわ
伯爵
その声は・・まさか!
レオノーラ
そうですわ
伯爵
何のために?
レオノーラ
あの方はすでに最後の時にあるのに
それを尋ねるのですか
伯爵
よくも大胆な!
レオノーラ
ええ。あの方のために
慈悲を求めに
伯爵
何!気でも狂ったか
俺が恋敵に慈悲だと!
レオノーラ
情けある神があなたにそれを与えますように
伯爵
俺の神は復讐のみ
行け!!
レオノーラ
ご覧ください、あなたの足元に
涙を川のように流しています
涙だけでは不十分ですか?
この体を引き裂き血を飲みほして下さい
私の屍を踏みつけて、吟遊詩人は助けてください
伯爵
ああ!取るに足らない運命を
なおも踏みつけにしてやりたい
数千の恐怖と靴の中で
あいつの死を数百倍にしてやろう
お前があいつを愛すれば愛するほど
怒りがこみ上げる
レオノーラ
伯爵様・・・
伯爵
やめろ
レオノーラ
お慈悲を
伯爵
いかなる代償が与えられてもだめだ
行け!
レオノーラ
一つだけ・・・一つだけ
あなたにそれを差し上げます
伯爵
どういう事だ?言え!
レオノーラ
私自信を!!
伯爵
ああ!!何といった!!
レオノーラ
約束は必ず守ります
伯爵
これは夢か!!
レオノーラ
あの城壁のあの方に私の声が聞こえるように
道を開けてください
あの方が逃げられるように
その時私はあなたの物
伯爵
誓うか!
レオノーラ
魂のすべてをご覧の神に
それを誓います
伯爵
おい!!
レオノーラ
(冷たくなった私を得るでしょう 毒を飲む)
伯爵
奴の命は救おう
レオノーラ
あの人の命が!喜びが私から言葉を奪ってしまいます
でもこの高鳴る動悸をもって
心があなたに感謝しています
今恐れることなく喜んで最後の時を待ちます
死ぬときあの人に伝えられます
私ゆえにあなたは助かったと
伯爵
独りで何を言っているのだ
もう1度私にあの言葉をかけてくれ
幻に感じるあの言葉を
お前は私の物・・私の物迷える心を静めておくれ
その言葉を聞いても充分信じられない
伯爵はレオノーラが好きなんだけど、
レオノーラはマンリーコと両想い
それでも権力で奪おうとする
女心わかって無いにゃ
っていうか超気になる件が・・
なんだい?
俺もある
どんな代償も許さないっいってさ
レオノーラが私を差し上げるっていったらさ
瞬間、奴の命は救おうって言ったよね
伯爵・・・・
私もいつも歌いながら気になってた・・・早いよね
そんだけ好きってことでショ
許してやんなよ
は~~~い…..怖
女性同士の重唱の鉄板!
オペラ《フィガロの結婚》より手紙の二重唱
スザンナ アリソン・ハーグリー コンテッサ ルネ・フレミング 両方ソプラノ
<伯爵夫人とお付きのスザンナが浮気者の伯爵をおびき寄せる手紙を書く歌>
スザンナ
「そよ風に寄せる・・・」
夫人
何と柔らかな西風が・・・
スザンナ
西風が・・・
夫人
今夜吹くでしょう
スザンナ
今夜吹くでしょう
夫人
林の中の松の木の下で
スザンナ
(え!!!心の声)松の木の下で?!
夫人
(そうよ!心の声)林の中の松の木の下で
スザンナ
(ワ~オ!)松の木のした・・・林の中の
夫人
後は彼もわかるでしょう
スザンナ
確かに!確かにわかるでしょう
さてさてこれをみる限りは綺麗な詩にしか聞こえないけど・・・
ところがどっこいさ!!!
これは逢引しましょう♡♡♡ってお誘いしている歌
松の木の下でってくだりだね
だから二人意味ありげなリアクションなんだな
あんまり大きな声では言えないけど
松の木っていうのはどうやら隠語・・・
私には詳しく説明できませんが(笑)
美しい音楽、格調高い歌詞・・・かと思いきや
とんでもない!!
セクシーな企みの歌でした
伯爵様はまんまと引っかかり
懲らしめられます
あーあだ二ャ
オペラ《コシ・ファン・トゥッテ》より私は黒髪の方を選ぶわ
<恋人に誠実だと言い張っていた姉妹フィオルディリージとドラベッラが、とうとうどっちの男の人がいいか選び出す歌>
ドラベッラ
私は黒髪の方を選ぶわ
より快活そうだもの
フィオルディリージ
じゃ、私は金髪のほう
ちょっとからかってみたいわ
ドラ
甘いささやきで答えてあげるわ
フィオ
ため息をつきながら愛の言葉をささやくふりをしてみるわ
ドラ
彼はこういうわ!
「僕の恋人死んでもいい!!
フィオ
私には「僕の美しい宝物!」っていうわ
2人
ああ!それにしても何て楽しい気晴らしなのかしら!!
そもそも2人の恋人が、反対の恋人に迫って
貞節を確かめようとしたのが最初
年上ダンディにたきつけられたんだよね
最初は拒んでいた2人も男性たちの押せ押せ攻撃に
負けてしまう
みんな超ショックな結末
そもそも試すから悪いんじゃな~~~イ
見てる分には面白いけどね(悪)
今日は4曲の重唱をご紹介しましたが
まだまだまだまだ沢山素敵曲があります
またご紹介しますね♡
LOVE♡オペラ
次回またお楽しみに~~~~♡♡♡
テノールアリアはこちら↓↓↓
https://mino-opera.com/tenor-aria/
ソプラノアリアはこちら↓↓↓