《悲劇》
夢をみてる貧しい若者たちの恋愛 そして貧困からの死・・・
このオペラの1行解説です↑
これも大人気オペラです!
若者たちの恋愛模様とやっぱりヒロインは最後死んでしまう…
2時間ドラマそのものでしょ
涙なしには見られない二ャ!
1830年ごろパリでのお話だね
またまた言葉はイタリア語だけど(笑)
ボエームというのは定職を持たず自分の好きな生き方をする
ボヘミアンから来た言葉だよ
フリーターってこと?
アーティストは売れるまで大変だから二ャ
ハハハ💦じゃ~登場人物のご紹介!!
ミミ(ソプラノ)
~貧しいお針子 22歳 小柄で華奢、手が白くて綺麗 肺病
ロドルフォ(テノール)
~売れない詩人 貧乏
マルチェッロ(バリトン)
~売れない画家 ムゼッタの昔の恋人 貧乏
ショナール(バリトン)
~売れない音楽家 貧乏
コッリーネ(バス)
~売れない哲学者 貧乏
ムゼッタ(ソプラノ)
~華やかな女性 マルチェッロの昔の恋人だが今は別のパトロンがいる
ベノア~大家さん
アルチンドーロ~ムゼッタのパトロン お金持ち
パルピニョール~行商人
男性4人は一緒のアパートに住んでいるんだよ
ミミのお針子っていう仕事はグリゼットといって
手仕事をしながら男性のお相手もする貧しい女性たちの事
その当時のパリの時代が見えるようだね
オペラって書かれた時代の風潮が描かれている事が多いんだ
例えば政治の方向とか、一般市民の生活や、思想なんかだよ
4幕もあるけど、全体の時間は1時間45分
初心者に観やすい長さだよ!
ではでは1幕あらすじ行きましょ~う!
クリスマスイブのアパート
詩人のロドルフォと画家のマルチェッロが部屋で創作活動
貧乏のあまり薪も変えない・・・
俺は凍えている
まるでムゼッタの心に浸っているようだ
恋愛はあまりに多くを燃やし尽くす暖炉だ
男は薪の束ですぐに燃え上がり
女は薪の台で、それを眺めている
長々イロイロいっているけど
芸術家らしく比喩が多いんだよね~?
とうとう燃やす物もなくて椅子を燃やしちゃいます!!!
僕の芸術を燃やそう!!
自分の詩まで燃やしだしたにゃ!
そこへコッリーネが帰ってくる
クリスマスイブは質屋もだめだっ!
コッリーネも何も仕入れられず・・・そこへ
食べ物だぜっ!!!
ショナールが仕事ゲットで食べ物を買ってきます
狂喜乱舞の男たち!!!
男4人集まれば修学旅行並みの大騒ぎだよね
男4人のやり取りは、まじめに訳詞を見るとちょっと文学的で難しいのですが、音楽のテンポが早くポンポン進むので飽きずに観られると思います
そこへ・・・・・
大家さんのべノア登場!!!滞納している家賃の取り立てです
やばいっ!!
やばいっ!!
やばいっ!!
やばいっ!!
みたいな感じで追い返そうと知恵を絞ります
ところでべノアさんおいくつで??
この前素敵な美人と一緒に・・・
悪い男ですね~~
誘惑ものですな
とかなんとかおだて上げて、べノアが調子になったところで・・・
この不届きもの~~~!!!
と追い出してしまいましたとさ(笑)
家賃3か月分払ったぞ!!!
そんなにためてたんか~~~い!!!
めっっだにゃ!
せっかくのクリスマスイブなのでショナールのお金で
カフェ・モミュスにくりだすことにします
みんなで出かける用意をしますが・・・
仕事を仕上げてから行くよ
早く来いよ
気がのらないな
とんとんとをたたく音
ごめん下さい
女性だ!!
ろうそくの灯が消えてしまって・・・
どうぞ中へ・・
いいえ
具合でも悪いのですか?顔が真っ青だ
階段で・・・・息が・・・・
気を失うミミ(この時自分の鍵を落とす)
どうしたらいいのか・・なんて病人みたいな顔色だ
気が付きましたか?
はい
葡萄酒をどうぞ
(なんて綺麗な女の子だ!)
ありがとうございます
灯りを付けてくださいな
帰ろうとするミミ
戸口までくると・・・・
あっっ
お部屋の鍵をなくしてしまったわ!
戸口にいると灯りが消えますよ
まあ!大変!
消えたミミの灯り、ロドルフォは自分の明りも消してしまう
ロドルフォ・・・・
鍵はどこでしょう?私困ったわ
真っ暗ですね
ご迷惑なご近所でごめんなさい
まさか、とんでもない
探してくださいね
探してます
あっっ(あった!)
見つかりましたか?
いいえ!
ロドルフォ・・・・
床をかがみこんで鍵を探す二人・・・
ロドルフォの手がミミの手をとらえる・・・
あっっ!
ロドルフォのアリア「なんと冷たい可愛い手」
ロベルト・アラー二ャ(テノール)素敵♡
~なんと冷たい可愛い手、僕に温めさせてください
探してなんになるでしょう
僕たちは月をそばにしています~
ロドルフォは自己紹介します
~僕は詩人で・・書いています…
どう生きるか・・生きているんです
僕は気ままな貧乏暮らしですが
夢を見幻を追い・・
心はおお金持ちです
美しい目という泥棒が
あなたと共にはいってきて宝石を奪い取ってしまいます~
~僕の夢は消え去ってしまった!
でも悲しくはありません
代わりに甘い希望が住み着いたのですから~
あなたの話を話してくださいというロドルフォの言葉に対しての
ミミの返答のアリア
~そうですわね みんな私の事はミミと呼びます
本当の名はルチアです
色々な布地に刺繡をして・・・
私は穏やかで幸せで
バラやゆりを育てることが楽しみです
愛や春の事を語ってくれるものが、詩が好きです~
お分かりいただけますか?というミミに
感動してはいと答えるロドルフォ
~私はいつも一人でお食事をして
いつもミサには行かないけど神様にお祈りします
私は一人ぼっちで空を眺めていて
雪解けの太陽の口ずけは私のものです!
バラが芽を出したら見つめます。あんなに優しい香り!
だけど私の刺すバラは香りがありませんの・・
他にお話はありません
私は貴女のご近所の娘です
こんな時間にお邪魔しに来る・・・~
「私の名はミミ」
ミレッラ・フレー二(ソプラノ)最高すぎるソプラノ歌手
上記の二つのアリアの訳はかなり端折って書きましたが
全部読んでもほんとに素敵な詩です
おしゃれで愛がこもった内容です
自己紹介したのち二人の愛は高まります
そこへ下から男たちが・・
おい!!ロドルフォ!
遅いぞ!
へっぽこ詩人!
どなたですの?
友人たちです
独りじゃないんだ!
先にいって席を取っておいておくれ!!
やつは詩を見つけたな!
皆が行ってしまった後・・・
優美な乙女よ!
魂が打ち震える!!!
なんと心に甘く降り注ぐのでしょう!
愛の言葉が!
キスを迫るロドルフォに
いけませんわ
君は僕の物!!
お友達が待っています
僕を追い払うの?
あの・・・私・・・
言ってみて♡
ご一緒に行ってもよいかしら
えっ!外は寒いから・・・こうして一緒にいれば暖かいのに
おそばに居ますから
じゃ!帰ってきたら・・・♡
おかしな方♡
腕をかしたまえ、僕の可愛い子
仰せの通りご主人様
愛してると言ってくれ
愛しています!!
愛よ!!!
愛よ!!
アラーにゃとゲオルギュー
恋に落ちるの早いよね
実はミミは前からロドルフォを知っていて・・・って解釈する人もいる
ひとによってね
原作の本ではミミは自由奔放で男の人を渡り歩く女性なんだよ
プッチーニがオペラでは控えめで純情な女性に書き換えた
原作の本と比べるのも面白いにゃ
ラブラブ熱々で1幕は終わります次回は2幕!!!
お楽しみに!!!
LOVE♡オペラ
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